新潟から世界へ。コーポレートサイトで海外に向けてアプローチするために必要なコンテンツとは?
ビジネスヒント
目次
新潟の技術力、世界への挑戦
新潟県には、地域や国内だけでなく、世界でも一流のシェアを誇る企業や、世界中から注目されている高度な技術を持つ企業が数多く存在しています。輸出入の観点から見ても、新型コロナウイルスの流行などが影響して減少傾向にあるものの、新潟県の代表的な港である新潟港を通じた輸出入の総額は6,411億円に達し、全国的に見ても高い水準を保ち続けています。
これらの事実から、新潟県が海外との接点として重要な役割を果たしていることが明らかです。
出典:全国順位表データ(全国貿易額、入港隻数等) : 神戸税関 Kobe Customs
このような背景もあり、新潟県では企業紹介ガイドブック「にいがたモノ・クリエイト-世界にチャレンジするモノづくり企業-」を作成し、県内で製造業を展開している企業の支援に取り組んでいます。これは、新潟県が世界へ飛躍する企業を後押しするための取り組みの一例です。
新潟県の企業紹介ガイドブック 「にいがたモノ・クリエイト-世界にチャレンジするモノづくり企業-」最新版を作成しました – 新潟県ホームページ
容易にはいかない海外でのプロジェクト進行
ビジネスの国際化が進む中、海外市場への進出を考える企業が増えています。しかし、海外展開には固有の課題が伴います。それは、海外におけるビジネスの進行方法です。
言葉の壁、コミュニケーションスタイルの違い、文化的な習慣の差異などが、海外でのプロジェクトを難しくする一因となります。販売代理店や商社に全てを委託する方法もありますが、それには当然のことながらコストがかかります。また、新たに海外に拠点を設置するという選択肢もありますが、これにも高いハードルが存在します。現地の言語や文化に精通した人材の採用、新型コロナウイルスの影響で移動が制限されるなど、さまざまな課題が立ちはだかります。
このような状況に直面している企業や担当者は少なくないのではないでしょうか?
デジタルプラットフォームを活用し海外市場へ進出
海外市場への展開における挑戦は多々ありますが、その解決策として多くの企業が選んでいるのが、コーポレートウェブサイトの効果的な活用です。ウェブサイトならば、時差を問わず24時間、自動的に顧客とコミュニケーションをとることが可能となります。これにより、新たな拠点設置やグローバル人材の採用という重大な決断を下すことなく、海外市場へのアプローチが可能となります。
しかし、企業の基本情報や技術情報だけを掲載したウェブサイトでは、海外の顧客から見ても企業の真の強みや特徴が伝わりにくい場合があります。
そこで推奨したいのが、「特集コンテンツ」の活用です。これは、企業の特徴や強みを具体的に伝え、深く理解してもらうための有効な手段です。ここでは、「特集コンテンツ」について、シアンスが実際に制作した事例を通じて詳しく解説します。
特集コンテンツとは何か?
特集コンテンツとは、自社の具体的な活動や取り組みを物語の形にして、その中に独自性や特徴を盛り込み、深い共感を引き出すためのコンテンツです。これは、企業概要や技術情報といった基本情報だけでは伝えきれない、企業の真髄や特色を鮮やかに描き出すことが可能です。また、一つのストーリー形式として提供されることで、情報の伝達効率も高まります。
「人間は、事実や数値や方程式ではなく物語の形で物事を考える。そして、その物語は単純であればあるほど良い。」
―『21 Lessons 』(ユヴァル・ノア・ハラリ, 柴田裕之 著)より
特集コンテンツの最大の特長は、数値や概要では表現し切れない、企業の文化やビジョンといった“見えない価値”を訴求できる点にあります。これらは、読者に対して強い共感を生み出す物語となる可能性を持っています。
私たちシアンスでは、プロのライターやフォトグラファーと共に、現地での取材や撮影を行い、企業の本質を引き立てる魅力的なコンテンツを制作しています。
新潟県内で特集コンテンツを掲載させていただいた事例
株式会社植木組様「UEKIの仕事」
植木組様の「明日を創造 常に挑戦 一緒に感動」という理念をそのまま物語化するコンセプトで創設された特集コンテンツです。ユーザーに植木組様の本質を訴求、ブランドを実感してもらうことで、具体像が伝わるコミュニケーション媒体として機能しています。
昱工業株式会社様「現場通信」
実際の現場を取材し、取引先、就職活動者、発注者、近隣住民、潜在顧客に対して昱工業様の仕事の社会的意義を訴求するコンセプトで創設されました。会社の魅力を視覚的、言語的に伝える他、施工事例・実績コンテンツとしての役割も担っています。
各種言語に対応する場合は翻訳の専門家に依頼
特集コンテンツに限りませんが、Webサイトを海外に向けて公開する際、一つ避けて通れないのが翻訳作業です。自動翻訳ツールをWebサイトに組み込むソリューションも存在しますが、Googleは自動翻訳サービスで生成されたページに対しては高評価を与えないと明確に表明しています。
Google では、ページの各言語のバージョンに異なる URL を使用することをおすすめします。Cookie やブラウザの設定を使用してページ上のコンテンツの言語を調整する方法はおすすめしません。
robots.txt を使用して、自動翻訳したサイトページが検索エンジンからクロールされないようにしてください。自動翻訳は意味が通じない場合があるため、スパムとみなされる可能性があります。
特集コンテンツは特に物語形式であり、細やかなニュアンスを伝えることが重要な要素となります。このため、自動翻訳ツールのような機械的な翻訳では、細部までの感情を海外の顧客に正確に伝達することは困難です。予算が厳しくない限り、翻訳作業も専門家に依頼することが最善の策と言えるでしょう。
もちろん、シアンスではお客様の代わりに翻訳専門家への依頼も承ります。
海外向けにも特集コンテンツをご利用いただいた事例
株式会社太陽工機様「with Customers」
お客様と共に成長する太陽工機様の活動を紹介するカテゴリ「with Customers」では取材・撮影により読み応えのある物語を作成いたしました。太陽工機様の具体的な取り組みを記事化することで、共感を高める物語でユーザーにメッセージを伝える特集コンテンツです。
ナミックス株式会社様「INSIGHT」
全ステークホルダーの興味・知的好奇心を満たし、ナミックス様の正確な企業像を伝える狙いで創設された特集コンテンツです。人や事業のストーリー、具体的な事例を誰にでも理解できるよう記事にまとめて掲載しています。
海外市場を目指すコーポレートサイトの制作はシアンスへお任せください
新潟を中心に活動し、デジタルマーケティングのエキスパートとして、多岐にわたるサービスを提供しているシアンスでは、コーポレートサイト制作における実績が豊富です。
- 海外市場向けの最適な戦略やシステム開発、そして専門家による翻訳など、全てのプロセスを一手に引き受けます。
- BtoB企業の事業戦略や採用計画を推進するデジタルマーケティングに特化しています。
- BtoB企業の承認フローや購買プロセスに適した資料の提供やプレゼンテーションも対応可能です。
海外向けコーポレートサイトだけでなく、事業戦略や採用計画における様々な課題解決のサービスを提供しています。
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