「ウチの業界はホームページなんて」その考え、気付かないうちに損しているかも?

橋本彩乃

テクニカルディレクター
橋本 彩乃

ビジネスヒント

お世話になっております。シアンスの橋本です。
今回はBtoBかつニッチな業界の、「ウチの業界はホームページなんて…」と思っている企業様に向けて、現在のデジタルマーケティング事情をご紹介します。

会社のホームページ、いらない?

取引先は決まっているし、新規開拓するような業界じゃない。現状維持なら発信しなくても、とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかしこの記事にたどり着いている方は、少なくとも「もしかして現実はそうでないのかも」とうっすら思っていると思います。
そうです、こんなタイトル、必要って言われるに決まっているんです。しかも、”あるだけ”ではもう時代遅れかもしれません。
どういうことか、ホームページを持たないことによる損失という視点から紐解いていきましょう。

企業ホームページを持たないことによる潜在的な損失

損失の可能性を列挙してしまうと多岐にわたってしまうため、今回は5つに絞ってご紹介します。

顧客の取りこぼし

企業ホームページがない場合、情報発信が不十分であるため、新規顧客を獲得できず、売上や利益の機会を逃す可能性があります。競合他社がホームページを活用している場合、オンラインでの市場が存在するという裏付けになるため、より多くの顧客を獲得できる可能性があります。

ブランド認知度の低下

企業ホームページは、ブランドの認知度を向上させる重要なツールです。ホームページがないと、消費者や取引先に対して企業の存在感や信頼性が低下するリスクがあります。現在は商談の前にホームページで情報収集をすることが大半です。対面前のイメージ戦略としても重要なポイントとなっています。

情報伝達の効率化の失敗

企業ホームページは、製品やサービスに関する情報を効率的に伝達する手段です。これがない場合、情報が届かないか、間違った情報が広まるリスクがあり、顧客獲得機会にも影響します。

優秀な人材の獲得機会の喪失

企業ホームページは、求職者に対して企業の魅力を伝える手段でもあります。ホームページがないと、優秀な人材を獲得する機会を逃す可能性があります。

リクルート社の調査『採用活動中間調査 就職活動状況調査 データ集 2023年卒』によると、学生が就職活動中に参考・活用したメディアは、「ホームページ」(79.1%)、「就職情報サイト」(77.0%)となっており、Web上での情報戦が活発になっています。

市場環境の変化への遅れ

現在ホームページがなくてもビジネスが順調に進んでいることは素晴らしいことです。ですが、将来の競争力を維持するために、時代の変化に適応することも重要です。現代のビジネス環境は、インターネットやスマートフォンが普及し、顧客のニーズや市場の動向が急速に変化している現代において、柔軟に対応できない企業は置いていかれるリスクがあります。

つまり、ホームページが不要なほど現状が良好だからこそ、将来の損失を回避するために時代の変化に適応する取り組みが重要ということです。

企業ホームページに必要不可欠な項目

企業ホームページの必要性を少しでも検討いただけたでしょうか?
ここからは、今までに挙げた潜在的な損失をプラスに、またメリットを十二分に発揮する企業ホームページに必要な要素をご提案します。こちらも多岐にわたるため、5つに絞ってご紹介します。

明確な企業方針

企業のミッション、ビジョン、価値提案を明確に伝えることで、顧客や取引先、求職者が企業の目指す方向性を理解しやすくなります。経営理念や経営計画を基に、企業の在り方を今一度明文化しましょう。

製品・サービスの詳細説明

製品やサービスの特徴、利点、使用方法などを具体的に掲載することで、情報が流通するとともに、お問い合わせ対応による人的リソースの削減も図ることができ、社員がより専門的な業務に専念することができます。
積極的にWebサイトを活用して顧客が知りたい情報を明確に伝えましょう。

使いやすいデザインとサイト設計

分かりやすいデザインと直感的な操作性で、訪問者が求める情報を容易に見つけられるようにしましょう。デザインは奇をてらわず、迷わずに情報を得られるかを判断基準にすることが必要です。

お問い合わせフォーム

お問い合わせフォームを設置し、顧客からの問い合わせやフィードバックを受け付けることが重要です。個人情報を入力していただくことになるので、セキュリティについても検討が必要です。

モバイル対応

スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスで閲覧しやすいレスポンシブデザインを採用し、訪問者がストレスなく情報を得られるようにしましょう。スマートフォンでの閲覧に対応していることが検索エンジン対策(SEO)でも必要不可欠な要素になっています。

まとめ

いかがでしょうか?企業Webサイトの作成は時間も費用もかかる大変なものですが、その必要性について新たな発見や理解を見つけていただけたのであれば幸いです。

前向きに検討を進める場合はこちらの記事も参考にどうぞ。
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この記事を書いた人

橋本彩乃

テクニカルディレクター

橋本 彩乃

開発チームのリーダーとして、システム開発の全プロセスに携わる。ユーザー側とシステム側、両視点からの設計・提案により、成果物の品質を確保する。ドメインやサーバーに関する知見も豊富。

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