【人事担当者必見】新入社員が採用サイト制作に携わって見えた、求職者に伝わる採用サイトの共通点 ~制作課編~

草野夏衣


草野 夏衣

現場レポート

はじめに

こんにちは。株式会社シアンス 新入社員の草野です。デザインから開発まで一貫して担当できるようになることを目指し、日々勉強と実務に励んでいます。
日々学ぶ中で、「企業の採用サイトの印象が、学生の志望度を大きく左右する」という驚きのアンケート結果を目にしました。
そこで今回は、制作の現場で気づいた「求職者の心に届く採用サイトの共通点」をお話しします。
採用難に悩む経営者や人事担当の皆さんにとって、現状を打破するヒントになるはずです。ぜひ最後までお付き合いください。

求職者の会社への安心・信頼は、デザインや情報の新しさで決まる!?

採用サイトの印象を大きく左右するのが、「デザインと情報の鮮度」です。

採用サイトだけで応募者を増やせるわけではありませんが、求職者が企業を知り応募を検討するうえで、重要な判断材料の一つになるため、最新の情報にアップデートし続けていくことが大切です。

採用サイトのデザインや情報が古いことを、求職者はどのように受け止めているのか、2025年卒の学生を対象に行った調査結果を見てみましょう。

 

採用ホームページのデザインや情報が古いことによる志望度への影響

 

調査では、採用ホームページの情報が古い場合、志望度に「影響する」と答えた学生が約9割を占めました。

「影響する」と回答した学生からは、以下のような意見が挙げられています。

  • 情報が更新されていないと、現在の社員の働き方をイメージしにくい
  • 時代の変化に対応していない会社という印象を受ける
  • サイトのデザインが古いと、会社の仕組みも古いのではないかと感じる。

一方で、「必要な情報が分かればデザインは気にしない」という意見もあります。

 

引用:株式会社キャリタス/キャリタスリサーチ2025年卒 採用ホームページに関する調査

 

採用サイトの「新しさ」で本当に大切なのは、求職者のみなさんに「今の本当の姿」をウソ偽りなく伝え続けることです。
こまめに情報を新しくして、求職者が「ここなら安心だな」と思える場所を作ることが、求職者からの安心感や信頼を得て、「ここで働きたい!」という本気の応募に繋げる一番の近道となります。
だからこそ採用サイトでは、デザインも含め、仕事内容や働く人、社風、応募要項などの情報を定期的に見直すことが重要です。

求職者に伝わる採用サイトの共通点

実際の採用サイト制作では、企画・デザイン・開発(コーディング※)など、さまざまな担当者が連携しながら制作を進めます。

※コーディング:コードと呼ばれる文字や記号を使い、Webサイトの形を作る作業のこと

私も制作に携わる中で、採用サイトは単に見た目を整えるものではなく、企業の雰囲気や働く人の姿を求職者に正しく届けるためのものだと気づきました。

ここからは、制作の現場で感じた「求職者に伝わる採用サイトの共通点」を、抜粋して3つご紹介します。

会社らしさが伝わる、根拠のあるデザイン

採用サイトのデザインは、見た目を華やかにするためだけのものではありません。企業の社風や価値観を視覚的に伝え、求職者が入社後の姿をイメージしやすくする役割があります。

求職者は「自分に合う会社だろうか」、企業側は「入社後に長く活躍してもらえるだろうか」という不安を抱えています。
根拠のあるデザインで会社の特徴や働く環境を適切に伝えることは、応募を促すだけでなく、入社後のミスマッチを減らすことにもつながります。

サイト全体の印象を左右する配色にも明確な根拠があります。
例えば、建設業で一般的な「安全・安心」の緑をベースにする場合でも、社風や求める人材によって色を掛け合わせます。

  • アットホームな社風:オレンジやベージュ
  • 落ち着きや専門性を伝えたい場合:ブルーやネイビー

企業の雰囲気に合わせた配色にすることで、理念や価値観が視覚的に伝わります。ただオシャレなサイトを作るのではなく、お客様の社風や現場の空気をリアルに伝える「根拠のあるデザイン」は、ミスマッチを減らすための一つの要素になります。

求職者を迷わせない、分かりやすい操作設計

急ですが、パソコンをご使用の方は、画面右下の「 ^ 」のボタンにマウスのカーソルを合わせてみてください。スマートフォンでは、タップしたときに反応が表示されます。

 

色がふわっと変わったかと思います。今実践していただいたこの動作を「ホバー」といいます。
ボタンにカーソルを重ねたときに色や形が変化すると、「ここはクリックできる」と直感的に伝えられます。
シアンスが現在制作しているサイトでも、ボタンやリンクが滑らかに変化する仕掛けを取り入れています。

  • クリックへの安心感:リンクやボタンの存在が明確になり、優しい動きが操作の迷い・不安をなくし、サイトからの離脱抑止につながります。
  • 上質・丁寧な印象:機械的なカクカクした動きをなくすことで、落ち着いた印象を与え、丁寧で洗練された高級感をプラスできます。

こうした細かな動きも、求職者が迷わず情報を閲覧するための大切な工夫です。
見た目だけでなく、操作したときの分かりやすさにも配慮しながら、サイトを制作しています。

検索エンジンにも内容が伝わりやすい、適切な情報設計

ここからは少し専門的な内容も交えながら、コーディングを学ぶ中で知った、「情報の意味」と「画面上の見た目」を分けて記述する工夫を一つご紹介します。

HTMLでは「works」と記述し、画面上では「WORKS」と表示する例

 

こちらは裏側のコードと、サイトのビジュアルの関係を簡単に表した図です。
裏側のコードは小文字で「works」と記述されていますが、サイトのビジュアルは大文字で「WORKS」と表示されています。

これは、伝えたい情報そのものと、文字の大きさや色、表記などの見た目を分けて整えているためです。

今回のような英単語は、裏側では小文字で記述しておき、画面上ではデザインに合わせて大文字で表示することができます。

情報と見た目を分けて記述することには、主に次の2つのメリットがあります。

情報の役割を整理できる

サイトの裏側には、文章や見出し、リンクなど、それぞれの情報がどのような役割を持っているのかを整理して記述します。

適切に記述することで、検索エンジンや画面読み上げ機能が、ページの内容や構成を読み取りやすくなります。

デザインを調整しやすくなる

文字を大きくしたり、色を変えたり、大文字で表示したりといった見た目は、情報そのものとは分けて調整します。

情報と見た目を分けて記述することで、内容やデザインを個別に変更しやすく、サイト全体の見た目も統一しやすくなります。

例えば、画面上の「WORKS」「NEWS」「ABOUT」を、頭文字だけ大文字の「Works」「News」「About」に変更する場合を考えてみます。

「WORKS→Works」「NEWS→News」「ABOUT→About」・・・と、一つひとつ手作業で直す方法もありますが、裏側には小文字で記述し、見た目をまとめて変える仕組みにしておけば、一度の変更で同じ表記をまとめて調整できます。

 

このように、情報と見た目を分けておくことで、サイト全体の統一感を保ちながら、お客様の希望にもスピーディーに対応しやすくなります。

求職者にとって見やすく、検索エンジンや画面読み上げ機能にも内容が伝わりやすいサイトにするため、目に見えるデザインと、その裏側にある情報の整理の両方を意識して制作しています。

おわりに

採用サイトのデザインや情報は、単なる見た目ではなく、社風を正しく伝え、求職者とのミスマッチを防ぐ大切な経営戦略です。

求職者は企業のWebサイトを訪れた際、短い時間で「さらに読みたいか」を判断します。
サイトのデザインが新しい会社は、「若手の意見を尊重してくれる社風」「今、勢いがある(安定している)会社」だと直感で伝わりやすいので、サイトに興味を持ってもらえる可能性が高まります。

私自身の就活生時代を思い返しても、サイトが古い会社はどこか近寄りがたく、逆に新しくて丁寧なサイトの会社には新卒を歓迎してくれる安心感を抱いたのを覚えています。

ですので、「欲しい人材が集まらない」「サイトが少し古いかも」と感じたら、ぜひお気軽にご相談ください。
皆様の採用活動が最高の成果に繋がるよう、シアンスが全力でサポートいたします!

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