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これだけ見ればOK!BtoB企業のためのメールマーケティング解説

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ビジネスヒント

メールマーケティングという言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。メールマーケティングとは電子メールを使用して、特定のグループの人々にマーケティングメッセージを送信するデジタルマーケティング手法の一つです。1971年に電子メールの原型が世の中に誕生し、その数年後から現在に至るまで、メールマーケティングは多くの企業によって有効なマーケティング手段として活用されてきました。

今回の記事では、これからメールマーケティングを始めたいというBtoB企業の担当者様に向け、我々BtoB企業がどのようにメールマーケティングを活用していくべきか、BtoBにおけるメールマーケティングについて詳しく解説していきます。

メールマーケティングとは

メールマーケティングとは、「特定のグループの人々にマーケティングメッセージを送信するデジタルマーケティング手法」。

まずメールマーケティングについて改めておさらいしていきましょう。前述の通り、メールマーケティングとは電子メールを使用して、特定のグループの人々にマーケティングメッセージを送信するデジタルマーケティング手法の一つです。絶対的な定義というものはなく、狭義には昔からのメール広告として知られていますが、広義には潜在的または現在の顧客に送信される、ビジネスの提案・販売、情報の提供など、すべての電子メールを含みます。分かりやすいところでは、おすすめ製品の宣伝メールや、定期的に情報提供を行うようなメールマガジンがこれにあたります。

もちろんBtoBの文脈でも特定のビジネスパートナーや顧客に向けて情報提供や提案を行う手法として利用されています。これにより、長期的な関係の構築や新しいビジネスチャンスの創出が期待できます。

メールマーケティングの目的

メールマーケティングの目的は、「顧客ロイヤリティの向上」と「再購入や新規商談の獲得」。

メールマーケティングを行うにあたっては、その背景や手法により様々な目的が考えられますが、その第一段階としては「信頼度」や「ブランド認知度」といった、いわゆる顧客ロイヤリティの向上を目的としている場合が多いです。メールマーケティングを通じて、顧客との関係を強化し、顧客の企業に対するイメージを形成、もしくは高めることができます。定期的なコミュニケーションを通じて、顧客は企業やその製品・サービスに対する関心を維持し、最終的に既存顧客からの再購入や見込み顧客との新規商談に繋げることを目的として運用する場合が多いです。

メールマーケティングが以上のような目的を持って運用されるのは、メールマーケティングの持つ性質とそのメリットにあります。

メールマーケティングの種類

メールマーケティングには「メールマガジン」「ステップメール」「ターゲティングメール」「リターゲティングメール」「休眠発掘メール」「自動返信メール」といった種類がある。

メールマーケティングには複数の種類があり、それぞれの手法は異なる目的やタイミングで使用されます。適切な手法を選択し、ターゲットのニーズや行動に応じてコンテンツを最適化することで、効果的なコミュニケーションを実現することができます。

メールマガジン

メールマガジンは、企業や団体からの情報提供を定期的に行うメールです。読者にとって有益な情報を継続的に提供することで、ブランドの認知度や信頼性を向上させることができます。主に、業界の最新ニュース、新製品の紹介、コラム、イベント情報、特別なプロモーションなどを定期的に配信します。こうした読者の関心を引きつけるためのオリジナルコンテンツの提供や、専門家によるコラムの連載などを取り入れることで、読者のエンゲージメントを高め、ブランドの認知度や信頼性を向上させることができます。

ステップメール

ステップメールは、顧客の特定の行動や経過時間に応じて自動的に送信されるメールのことを指します。配信内容としては、製品の使い方ガイド、購入後の感謝メールやアフターフォローなどが挙げられます。例えば、新規登録後には「登録ありがとう」というメールが、数日後には「使い方ガイド」が送信される、といった具体的なステップに沿ったコンテンツの提供が特長です。顧客のライフサイクルに合わせて、段階的な情報提供やサポートを行うことで、顧客の満足度やロイヤルティを向上させることができます。

ターゲティングメール

ターゲティングメールは、特定の属性や行動を持つ顧客セグメントを対象に、カスタマイズされたコンテンツを提供するメールです。例えば、特定の製品を購入した顧客には関連製品の紹介や、特定の業界に従事する顧客には業界特有の情報を提供するなど、顧客のニーズに合わせて情報をカスタマイズします。後述するCRMやMAを使用して、顧客の属性や行動履歴を分析し、それに基づいてパーソナライズされたメールコンテンツを作成・配信することで、高いコンバージョン率を実現することができます。

リターゲティングメール

リターゲティングメールは、顧客が一度興味を示した製品やサービスに対して、再度その関心を引きつけるためのメールです。特にECサイトやオンラインショップを運営する企業に活用され、オンラインショップでのカート放棄が発生した際に、その製品を再度購入を促すためのメールとして利用されることが多いです。顧客の過去の行動データを基に、タイムリーかつ関連性の高いコンテンツを提供することで、再購入や再訪問を促進することができます。

休眠発掘メール

休眠発掘メールは、一定期間アクションを取っていない顧客、いわゆる「休眠ユーザー」を対象としたメールです。「久しぶりに見てみませんか?」や「新しいサービスをチェックしてみませんか?」などの再訪問を促すメッセージ、特別なオファーやキャンペーン情報など、顧客の関心を再び喚起し、アクティブな状態に戻すことを目的として運用されます。休眠ユーザーの再活性化を目的として、特別なプロモーションや、顧客が見逃しているであろう新しい情報を提供することで、再度サービスや製品への関心を喚起することができます。

自動返信メール

メールマーケティングにおける自動返信メールは、Web上での顧客の特定のアクションやリクエストに対して即座に応答するシステムです。例えば、商品の購入、問い合わせフォームの送信などの際に、自動で「ご購入ありがとうございます」や「お問い合わせを受け付けました」といったメールが送信される仕組みのことを指します。これにより、ユーザーに対する迅速な対応を実現し、信頼性や利便性を高めることができます。

BtoB企業がメールマーケティングを行うメリット

BtoB企業がメールマーケティングを行うメリットは「長い購買プロセスへの対応とリードナーチャリングが可能」「単純接触効果によってブランド認知を強化できる」「カスタマイズによるパーソナライゼーションが可能」の3つ。

長きにわたり多くのビジネスの場において活用されてきたメールマーケティング。普段このメールマーケティングという形式で受け取るのは、やはりBtoCビジネス関連のメールが多いのではないかと思います。しかし、このメールマーケティングはBtoBビジネスの場でも大いに効果を発揮します。BtoB企業がメールマーケティングを行うメリットには以下のようなものがあります。

長い購買プロセスへの対応とリードナーチャリングが可能

企業間の取引では、特に高額な製品やサービス、または複雑なソリューションを提供する場合、購買プロセスが長期的になることが圧倒的に多いです。このプロセスが進行するの最中、見込み顧客は可能な限り多くの情報やサポートを求めることが一般的です。これに対しメールマーケティングを活用することで、見込み顧客の疑問を解決するコンテンツを提供したり、新しい情報やソリューションの提案を行ったりしつつ、継続的に見込み顧客と接触し、購買意欲を向上させるアプローチを行うことができます(リードナーチャリング)。

こうした長期にわたるコミュニケーションの中で、信頼関係を築き上げるための土台として、顧客のリテラシーを高める教育的なコンテンツの提供は不可欠です。このようなアプローチにより、最終的に顧客の購入意欲や決断を後押しすることができます。

単純接触効果によってブランド認知を強化できる

以上のような長期のセールスサイクルの中で行われる顧客との定期的なコンタクトでは、単純接触効果という心理学的メカニズムを活用することができます。

単純接触効果とは、元々興味がなかった物事や人物に対して、複数回接触を繰り返すことで、興味を持つようになる心理的現象です。

たとえば、CMに流れている曲を毎日聞いているうちに、自然と覚えて、歌ってしまうなどが単純接触効果に当てはまります。

※引用元:単純接触効果(ザイオンス効果)とは?活用例や注意点、高めるコツを解説 | ビジネスチャットならChatwork

この効果により、製品やサービスを継続的に顧客に提示することで、そのブランドや製品に対する認知度や好感度が増加します。最終的に見込み顧客からの純粋想起を獲得することができれば、比較検討の際に市場の中で圧倒的優位に立つことが可能です。これはBtoBの市場において非常に重要です。多くの競合が存在する中で、自社のブランドを際立たせ、顧客の意識の中でトップオブマインドの位置を確立することは、商談の成功や再購入率の向上に繋がります。

メールマーケティングを通じて、こういった心理的メカニズムを最大限に活用することで、自社の製品やサービスを常に顧客の視野に持ってくることができます。

カスタマイズによるパーソナライゼーションが可能

BtoB市場では、顧客のニーズや課題が多岐にわたるため、効果的なコミュニケーションを実現するためには、ターゲットに合わせてカスタマイズされたメッセージの提供が望ましいです。メールマーケティングでは顧客の検討度合いに応じたメール配信を活用することで、顧客の興味や過去の取引履歴に基づいて、関連する情報や提案をタイムリーに伝えることができます。このようにして、メッセージがよりパーソナライズされることで、開封率やクリック率の向上を期待でき、結果的に成約率の増加にも寄与します。

ただし、このような施策は手動で行うには時間もコストも多くかかってしまいます。よってメールマーケティングではこれらのカスタマイズやパーソナライゼーションのプロセスを効率化するために、マーケティングオートメーションツール(MA)を積極的に活用することをおすすめします。MAにより、例えば、特定のアクションをトリガーとして自動的にメールを送信するといった、より緻密なコミュニケーション戦略を実現することも可能です。

より詳しいMAに関する情報は以下の記事をご覧ください。
営業活動を自動化?!マーケティングオートメーションツールとは

BtoB企業がメールマーケティングを成功させるポイント

BtoB企業がメールマーケティングを成功させるポイントは「配信コンテンツの質の確保をする」「配信時間・頻度を最適化する」「配信対象の選定とセグメンテーション」「営業担当者との連携を確保する」「法律・規制の遵守やプライバシーの保護」の5つ。

BtoB企業がメールマーケティングを行う際、もちろんただ闇雲にメールを送ればよいというわけではありません。もし新たにメールマーケティングを始めるという際は、その施策を成功させるために以下の5つに注意するようにしましょう。

配信コンテンツの質の確保をする

BtoBのメールマーケティングにおいて、コンテンツの質は非常に重要です。

そもそも顧客がメールアドレスを提供する動機として、訪問者に明確な価値を提供する必要があります。例えば、専門的な知識を共有するホワイトペーパーや、業界の最新トレンドをまとめたレポートなど、訪問者が求める高品質なコンテンツを提供することで、メールアドレスの提供を促し、また関係性が強化されることで商談の成功や再購入に繋げることができます。

逆に言えば、関連性の低い情報や誤った情報を提供することは、信頼関係の損失を招く可能性があります。そのため、常に最新かつ正確な情報を提供し、顧客のニーズに応えるコンテンツを心がけることが重要です。

またメールマーケティングの延長線上に顧客の獲得という目的がある以上、コンバージョンを獲得するために最適なデザインを施すことも大切です。コンテンツの最後や適切な位置に、明確なアクションを促すCTAを配置することで、訪問者が次のステップ(無料相談、お問い合わせなど)に進むことを促すことができます。こうしたデザイン性の工夫はHTMLメールを用いることで達成することが可能です。

配信時間・頻度を最適化する

メールの配信時間は、開封率やクリック率に大きな影響を与える要素です。BtoBの場合、一般的には平日の勤務時間、特に朝のメールチェックのタイミングや昼休み、または勤務終了前の時間帯での配信が効果的とされています。しかし、これは一般論であり、具体的な配信時間はターゲットの業界や地域、役職などによって異なる場合があります。効果検証などを行いながら、最適な配信時間を見つけることが重要です。

ちなみにシアンスでは以上のような検証や調査を行ったうえで、現在は基本的に午後4時にマーケティングメールを送信しています。より詳しい配信時間に関する情報は以下の記事をご覧ください。
メールマーケティングで最適な配信時間はいつ?

また、配信頻度についても、過度な頻度でのメール送信は受信者の迷惑となる可能性があります。一方で、配信頻度が低すぎると、受信者の関心を失う恐れがあります。受信者の反応や業界の標準を参考にしながら、最適な配信頻度を見つけることが求められます。

これに関してWACUL社の調査では、週2〜3回程度がメールマーケティングの効果を損なわない最適な配信頻度であることが示されています。

週4回以上メールを配信するとたしかに開封率やクリック率はやや下がる傾向があるが、週2〜3回程度であればどの指標も水準が下がることはない。配信頻度が週1回以下の企業であれば、まず週2〜3回の配信を目指すといいだろう。

※引用元:「メール送りすぎ?」 という遠慮は不要。メールマーケティングの実態調査 |WACUL TECHNOLOGY & MARKETING LAB | 株式会社WACUL

シアンスでもこの調査データを参考に、週2〜3回程度のメールマガジンを配信しています。

配信対象の選定とセグメンテーション

BtoBのメールマーケティングにおいて、一律のメッセージを全ての顧客に送るのではなく、ある程度、顧客の属性や行動に基づいてメッセージをカスタマイズすることが求められます。まずは、メールの内容や目的に応じて、適切な顧客を選定することが重要です。例えば、新製品の案内は既存の顧客だけでなく、見込み顧客にも送ることが考えられますが、特定のアップデート情報は既存の顧客のみを対象とすることが適切である場合があります。

また、顧客をセグメントに分け、それぞれのセグメントに合わせたコンテンツを作成・配信することで、より高い効果を期待することができます。セグメンテーションの基準としては、業界、役職、購入履歴、ウェブサイトの閲覧履歴などが考えられます。

営業担当者との連携を確保する

BtoBにおけるメールマーケティングでは、実際にメールマーケティングを行う担当者と、直接顧客とやり取りをする営業担当者との緊密な連携が必要になります。この連携を通じて顧客が受け取る全情報の一貫性が保たれ、顧客は混乱せず、企業に対して信頼感をもつことができます。

また、営業担当者が持つ顧客との直接のコミュニケーションを活かすことで、メールコンテンツのタイミングや内容の最適化を実現させることもできます。実際に作成したコンテンツに対する営業担当者からのフィードバックは、顧客のリアルタイムのニーズや要望を理解する助けにもなります。これにより、実際の顧客像に合わせた効果的なメールを作成することができます。

逆に、どのメールに対しどのような反応やアクションがあったのかを営業担当者に共有することも重要です。営業担当者はこういった情報を把握することで、商談の質や成約率の向上に役立てることができます。

法律・規制の遵守やプライバシーの保護

各国には、メールマーケティングに関する法律や規制が設けられています。日本では「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」があり、事前の同意なく商用メールを送信することは禁止されています。もちろんBtoBの場合も、この法律の適用を受けるため、適切な手続きを踏むことが重要です。

Web上では資料ダウンロードやお問い合わせフォームによるメールアドレスの収集がメジャーですが、こういった方法を採用する場合はフォームやプライバシーポリシーにて収集したメールアドレスやその他の個人情報の取り扱いに関する情報を明確にし、訪問者に対してその内容を適切に伝え、その上で使用目的に対する明確な同意を取得することが必要です。

また、顧客から提供されるメールアドレスや業務情報は、非常にデリケートな情報となります。これらの情報を適切に管理し、第三者に漏洩しないような対策を講じることが求められます。これに関しても情報の取り扱いに関するポリシーやガイドラインを明確にし、顧客に対してもその内容を適切に伝えることで、信頼関係を維持することができます。

BtoB企業がメールマーケティングで測定すべき指標

BtoB企業がメールマーケティングで測定すべき指標は「開封率」「クリック率」「コンバージョン率」「購読解除率」「不達率」の5つ。

BtoB企業がメールマーケティングを行い、その効果を測定するためには、主要なデータとその数値を確認する必要があります。メールマーケティングで取り上げられる主なデータ指標としては「開封率」「クリック率」「コンバージョン率」「購読解除率」「不達率」等が挙げられますが、これからメールマーケティングを行う方は、まず「クリック率」と「購読解除率」を中心に効果測定をすることをお勧めします。

開封率

開封率は、メールマーケティングにおける基本的な指標の一つであり、主にメールマガジンで測定されます。送信されたメールが受取人によって実際に開封された回数の割合を示し、具体的には、開封されたメールの数を配信されたメールの総数で割り、その結果をパーセンテージで表示することで、開封率を計算します。この指標は、メールの件名や差出人、送信タイミングなどが受取人にとって魅力的か、あるいは興味を引きつけるものであるかどうかを評価するのにある程度役立ちます。

ただしこの開封率を測定できるのはHTMLメールが正常に読み込まれた場合のみです。メーラーで画像のダウンロードをブロックしている場合や、スマートフォンでメールを確認した場合には開封率を測定できない為、この値はあくまで参考であることに留意しましょう。

WACUL社の調査によると、開封率の場合は平均値で20.86%、中央値で19.23%です。

クリック率

クリック率は、メールマーケティングの成果を評価する上で非常に重要な指標の一つです。受信者がメール内のリンクをどれだけクリックしたかを示すもので、具体的には、リンクのクリック数を開封数や配信数で割ることで計算されます。このクリック率は最もわかりやすく配信コンテンツを評価できるため、まずはクリック率から効果測定を開始することをお勧めします。

クリック率を分析することで、メールのコンテンツやデザイン、リンクの配置や文言の魅力度を評価する手がかりとして活用できます。クリック率が高い場合は、受取人がメールの内容に対して具体的な興味や関心を示していることを意味し、該当するキャンペーンやプロモーションが効果的であると言えます。逆にクリック率が低い場合は、コンテンツの改善やリンクの見直し、さらにはセグメンテーションの方法など、多くの要因を再検討する必要があるかもしれません。また、クリック率と他の指標、例えばコンバージョン率を組み合わせて分析することで、メールマーケティングの全体的な効果やROIをより詳しく把握することができます。

WACUL社の調査によると、クリック率の場合は平均値で1.89%、中央値で1.20%です。

コンバージョン率

コンバージョン率は、受信者が具体的なアクション(例:製品の購入、登録、ダウンロードなど)を取った回数の割合を示しています。具体的には、そのアクションを完了した受信者の数をメールのクリック数や開封数、配信数で割ることで計算されます。主にコンバージョンに直接繋がるようなコンテンツを配信する場合に有効な指標です。

分母によってその数値は大きく変わりますが、基本的に高いコンバージョン率は、メールコンテンツが効果的であり、目的に合致していることを示し、低いコンバージョン率は、コンテンツの魅力度、リンクの配置や文言、そしてターゲティングの精度などを再評価する必要があることを示しています。

購読解除率

購読解除率は、特定のメールキャンペーンや配信期間において、購読者がメールの受信を停止することを選択した回数の割合を示しています。具体的には、購読を解除した受信者の数をその期間中のメール配信数で割り、結果をパーセンテージで表示します。

クリック率と同様に、効果測定においてこの指標は非常に重要な役割を果たします。購読解除率が高いということは、配信されるコンテンツが受信者の期待や関心に合致していない、または頻度が高すぎる、ターゲティングが不適切であるといった問題がある可能性を示唆しています。定期的にこの値をチェックし、異常に高い購読解除率を確認した場合は、その原因を特定し、必要な修正を施すことが重要です。

WACUL社の調査によると、購読解除率の場合は平均値で0.14%、中央値で0.10%です。

不達率

不達率は、メールマーケティングにおいて特定のキャンペーンやメール送信時に、正常に受信者のメールボックスまで届かなかったメールの割合を示す指標です。継続してメールが不達となるアドレスは、メールリストからすぐに削除すべきであり、これを使用することはメールの送信評価を低下させるリスクがあります。

不達率を監視することは、メールマーケティングの健全性を維持するために必須です。高い不達率は、メールリストの質の低下、メール送信の信頼性の欠如を示す可能性があります。そのため、この指標を定期的に確認し、必要に応じて対策を講じることで、効果的なメールマーケティングを継続することが可能となります。

BtoB企業がメールマーケティングを始めるためのツール

BtoB企業がメールマーケティングを始めるためのツールには「メール配信システム」「マーケティングオートメーションツール(MA)」「カスタマーリレーションシップマネジメントツール(CRM)」などがある」

BtoB企業がメールマーケティングを始めるにあたって、手段としては主に「メール配信システム」「マーケティングオートメーションツール(MA)」「カスタマーリレーションシップマネジメントツール(CRM)」等のツールの導入が考えられます。以下では、これらのツールの機能やそれぞれの違いについて解説します。

メール配信システム

メール配信システムは、名前の通りメールを大量に配信するための基本的なシステムです。主にメールのデザイン、テスト、配信、そして基本的なトラッキング(開封率、クリック率など)を管理することが可能です。BtoB企業が初めてメールマーケティングを行う場合や、複雑なセグメンテーションや自動化が不要な場合に適しています。

主なツール:配配メールWiLL Mailblastmail など

マーケティングオートメーションツール(MA)

MAは、メールマーケティングだけでなく、マーケティング活動全般の自動化をサポートします。Web上での特定の顧客行動や時間に基づいてメールを自動的に送信するトリガー機能、高度なセグメンテーション、リードスコアリングなどが特徴です。中規模から大規模のビジネス、または成熟したマーケティング戦略を持つ企業で、リードの取得から成約までのプロセスを効率的に管理・最適化したい場合に適しています。

主なツール:SATORIKairos3Mautic など

またMAについてはこちらの記事でも詳しく解説しています。
営業活動を自動化?!マーケティングオートメーションツールとは

カスタマーリレーションシップマネジメントツール(CRM)

CRMは、顧客情報を一元的に管理することを主目的としています。これには、顧客情報、取引履歴、コミュニケーション記録などが含まれます。一部のCRMはメールマーケティング機能も持っており、セグメンテーションやターゲティングを強化するためにMAやメール配信システムと統合することができます。顧客との関係を深化させるため、また顧客情報を効果的に管理し、マーケティングや営業活動に活用したい企業に適しています。

主なツール:KintoneHubSpotSalesforce など

BtoB企業がメールマーケティングで配信するコンテンツ例

BtoB企業がメールマーケティングで配信するコンテンツ例には「業界の最新ニュースやトレンド」「事例やケーススタディ」「ウェビナーやイベントの招待」「特別オファーやプロモーション」などがある。

メールマーケティングでは様々な種類のコンテンツが配信されます。その中でもBtoB企業がメールマーケティングを行う際に効果的なコンテンツの例をご紹介します。

業界の最新ニュースやトレンド

業界の最新ニュースやトレンドをコンテンツとして配信することは、BtoB企業にとって価値のある戦略となります。これは顧客に対して、その企業が業界内でのリーダーシップや専門知識を有していると示す絶好の機会となるためです。

また、変化が激しい業界や技術進化が頻繁に行われる分野では、関連する最新情報や動向をキャッチアップすることは不可欠です。そのため、ターゲットとなるビジネス関係者や意思決定者に対して、時宜に合った最新の情報を提供することで、彼らの情報収集の助けとなり、さらには企業のブランド価値や信頼性を高める要因ともなります。

事例やケーススタディ

事例やケーススタディは、特定の製品やサービスを用いた実際の顧客の経験や成功事例を詳細に取り上げたものです。BtoBマーケティングにおいて、ケーススタディは非常に効果的なコンテンツとして位置づけられています。なぜなら、具体的な数字や結果、実際の状況を通じて、製品やサービスの価値を具体的かつ実証的に伝えることができるからです。顧客の声や実際のデータ、事前と事後の比較など、具体的な情報を共有することで、新たな顧客の購入の意欲や信頼を促進することが期待できます。

ケーススタディにより、顧客は製品やサービスが実際のビジネス環境でどのように機能し、どのような価値をもたらすのかを具体的に理解することができます。

ウェビナーやイベントの招待

ウェビナーやイベントの招待は、企業との直接の対話や体験の機会を提供することで、強力なエンゲージメントを生むことができます。例えば、Q&Aセッションウェビナーや無料相談会などは、既存顧客や見込み顧客とのリアルタイムなコミュニケーションの機会を提供します。

参加者が実際に製品やサービスを体験し、企業のビジョンや価値を共有することで、深い関係性を築くことが期待できます。

特別オファーやプロモーション

特別オファーやプロモーションのメールは、既存顧客や見込み顧客に対し、直接購買を促す手段として非常に効果的です。例えば、新しい製品の発売を前に、先行して特別な割引を提供することで、顧客の関心を引きつけることができます。このようなメールは、明確に「何が得られるのか」と「どれだけの期間有効なのか」という情報を前面に出すことで、顧客の行動を促す力を持ちます。

この種のメールを送る際は、顧客の過去の行動履歴や興味をもとに、内容をパーソナライズするとより効果的です。特別オファーやプロモーションをきちんとターゲットに合わせることで、メールの効果を最大化することができます。

BtoB企業のメールマーケティングの参考事例

メールマーケティングがどのようなもであるのか、概要をつかんでいただいたところで、次に実際の配信例を見ていきましょう。具体的にはどのようなメールを送ればよいのか、ここではシアンスで送信しているマーケティングメールの実際の例をご紹介します。

シアンスでは主に、「メールマガジン」と「ターゲティングメール」を用いた、メールマーケティングを行っています。以下はこれまで送信したメールからピックアップしたものです。

シアンスでのメールマガジン

シアンスで過去に送信したメールマガジン

シアンスのメールマガジンはMAのメール配信機能によって配信されています。HTMLメールを用いており、最も目に入りやすい最上部にリンクボタンを配置することでリンククリックを促しています。セミナー開催時のお知らせやコラムの配信がメインであり、前述の通り、基本的には火曜日と木曜日の午後4時頃に配信されます。リンククリック率は平均して5~8%ほどであり、比較的高い割合を維持しています。

ここでは複雑なセグメント管理は行っておらず、大きく既存顧客と見込み顧客に分けて運用がメインです。既存顧客にはWebサイトやデジタルマーケティングに関連した情報を積極的にお届けすることで関係強化を図り、見込み顧客には弊社で制作させていただいたWebサイトの公開後、公開をお知らせするメールをお送りすることで、まずWebサイトに興味を持ってもらうという施策を講じています。

もちろんこれらのメールからコンバージョンにつながればそれ良いことですが、メールマガジンの主な目的はブランドの認知度や信頼性の向上です。継続して発信し、接触することで、顧客に「シアンス」というブランドを定着させることがこのメールマガジンの役割となります。

シアンスでのターゲティングメール

シアンスで過去に送信したターゲティングメール

Webサイト上の行動やページの閲覧等、顧客の行動を分析し、特定の層にターゲティングしたメールを送ることもあります。シアンスのターゲティングメールでは顧客からの返信を含めた相互のやり取りを前提としているため、メールマガジンのようなHTMLメールではなく通常のテキストメールの形式をとっています。

またHTMLメールはデザイン性に優れる一方で、ぱっと見で重要なメールではないことが明白です。ある程度読み込んでもらうことを前提としたメールである場合は、HTMLメールではなくテキストメールを用いることをお勧めします。

前述の通り、ターゲティングメールは特定の層にパーソナライズされたコンテンツである分、コンバージョンに直接つなげることができる手法です。シアンスでもその面を活用し、ご相談やご提案に直接結びつくような内容を配信する場合が多いです。

BtoB企業のメールマーケティングならシアンスにお任せください

BtoB企業のメールマーケティングならシアンスにお任せください。
メールマーケティングをはじめとしたデジタルマーケティング手法について、シアンスは独自の強みを持っています。

設立から35年、Webサイト制作サービス提供から15年という実績と経験を活かし、200社以上の幅広い業界のクライアントに対応してきました。私たちはお客様のニーズを最優先に考え、適切な提案をすることを常に心掛けています。

私たちシアンスは、お客様のビジネスを成功に導くためのパートナーとして、全力でサポートします。コンテンツ制作についてのご相談、お見積もりなど、何でもお気軽にお問い合わせください。

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デジタルマーケティング部の広報キャラクター。 皆さんの課題解決のサポートを目指して、難しい専門用語やマーケティングのノウハウをわかりやすく解説します。